中国のIoT市場(レンタルサイクル)
前回のブログで書いたが、中国ではスマホ決済が普及し、街中の様々な所でIoT化されている。
日本のメディアでも取り上げられてるので知っている方は多いと思うが、代表的なのは「レンタルサイクル」である。
専用アプリを開くと、マップ上に現在いる位置とその周辺にある全てのサイクルが表示され、サイクルを見つけると、サドルとリアフレームにQRコードが付いている。
QRコードをスキャンすると鍵が遠隔操作で解錠、使い終わった時に施錠するとその情報が管理センターに届き、Alipay上で自動的にお金が引き落とされる仕組み。
サイクルに装着されているバッテリーと4G/5G通信で実現している。
なにより30分で1元(約20円)という格安で利用が可能。
レンタルサイクルが普及した当初から様々な問題があった。
・盗難
・破壊
・故障
・資源ゴミ
・乗り捨てる事で交通への妨げ
・参入企業の乱発
最近はルールとメンテナンス体制が整備されて来たので、ますます市民の生活に欠かせないツールとなっている。
石橋を叩いて渡る日本と違い、良くも悪くも石橋を渡りながら改善していくのが中国である。