中国新車買い換え補助金政策について
2024年5月28日、中国中央財政部は”新車買い換え補助金”を打ち出した。
引用元:中華人民共和国中央人民政府 財務部公式サイト
https://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/202406/content_6955282.htm
項目詳細についてはこちら→下取り補助金
■年度予算額:1,119,775(万元):約2350億円
※うち、57.5%は中央政府予算、42.5%は地方政府予算
■廃車回収目標台数:378万台
■補助金対象車:EV車、ハイブリッド車、ガソリン車全般
■補助金捻出効果目的:運転者の安全環境保護、及びCO2排出削減意識を高めるため
6年前に上海の社用車を買換えた際、ディーラー店舗内は新規購入者でごった返していたのを記憶している。
かつてはフロアマットやその他のオプションを強制的に高価で買わされ、それに同意しないと販売してもらえなかった。
ところが今はあらゆるキャンペーンを打ち出しても店舗内は閑古鳥状態。
もちろん自動車メーカーにも依るが、かつての勢いは感じられない。
街中を走っていても、新車を殆ど見ないのが今の実態である。
消費者の買換え意欲が確実に低下している。今回の政策によって少しでも買換え需要を喚起させる狙いが見て取れる。
また、日本のようにTV-CMなどで補助金を大々的にに謳っているようには見て取れず、実際に国や地方政府からの補助金政策が出ていても各ディーラーの判断によるかも知れない。