中国国内でのホームページ運営について
中国で企業のホームページを構築すると、ICPナンバーを取得し、トップページの下に表示させないといけない。
北京大学の例で行くと、「京ICP备05065075号-1」のほか、「京公网安备110402430047号」と表記されている。
Apple中国法人の場合だと、「京ICP备10214630号」のほか、「无线电发射设备销售备案编号11201910351200」と表記されている。
頭に「京」と書かれているのは、北京の組織だからだ。
上海の場合だと「沪」となる。
中国国内では、雑誌、新聞、テレビ番組、ホームページに至って全て国の監視下に置かれる。
万が一国の意向に沿わない表記(「台湾」を「中国台湾」と書かなかったり、その他国家の意向に反した表現など)をした場合、
運営責任者の責任が問われる。
ホームページを開設した際、1ヶ月以内に所轄の公安当局に备案(申告)をしなければならない。
違反をすると警告、行政処分、場合によって営業停止の可能性もある。
実際に上海公安当局では、今年2022年の7月までに合計496もの機関を摘発した。
うち行政処分は27機関、警告処分27、罰金10、営業停止処分2,期限内改善命令4、
全体数値と数が合わないがネットニュースのソースを引用しているのでその他は不明である。
引用元:上海法治报
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1740554164187301513&wfr=spider&for=pc
弊社は上海で開業した2008年から2020年まで、コーポレートサイトを上海のサーバーで運営していたが、
定期的に当局に出向き、パスポート写真ページを持った私の顔写真を撮影される他、何かと規制が多いため、
2020年からco.jpのドメインを取り直して今は日本国内のサーバーで運営している。