中国ビジネスにおける時間感覚

長年中国ビジネスに関わって来て感じるのは、中国人は日本人との「時間感覚」の差が大きい事である。

例えるなら、中国人は「1年後の100万円より今日の1万円を取る」という傾向が強い。

「明日どうなるか分からない、だったら今取れるモノは取っておこう」という将来の不確定要素に対する不安から来る思考である。

見積依頼をすると必ずと言っていいほど「いつ発注くれるの?」という質問が来る。

「案件モノなのでまだ見積段階だ、決まれば半年後、あるいは来年以降」というと、「話にならない」と、段々対応が疎かになっていく。

「いつも見積依頼ばかりで一向に発注が来ない」というレッテルが貼られると、電話にも出なくなる。

中国でOEM取引を円滑に進めようと思うなら、常に「この会社と付き合っていると何か得するかも」という期待感を持たせ、

「自社には発注が来ていないが、他工場に対しどんどん発注している」と少々のハッタリも必要になる。

もちろん全員がそうでは無く、最初から「この案件は時間が掛かるけど気長に」と正直に伝えると理解を示す人もいる、

ただしそれは中国コミュニティにおける「自己人」や「结拜兄弟」的な関係になった場合のみである。

日頃からコミュニケーションは必要ということだ。

「自己人」とは?
https://domani.shogakukan.co.jp/502149
引用元:Domani 働く40代は、明日も楽しい!

「结拜兄弟」とは?
https://cjjc.weblio.jp/content/%E7%BB%93%E6%8B%9C%E5%85%84%E5%BC%9F
引用元:約160万語収録の日中辞典・中日辞典